年末になり忙しい日々が続く時期です。
体調など崩されていませんか?
痛みに関する記事も少し間が空いてしまいました。
今回は、それぞれの組織の痛みについて詳しく説明したいと思います。
まずは「皮膚の痛み」について「です。
みなさんみなさん一度は経験があると思いますが、皮膚をナイフなどで切るとはじめはピリッとした鋭い痛みがあり、その後しばらくするとジンジンとした鈍い痛みが加わるように種類の異なる痛みを感じることがあると思います。
一般的な「皮膚の痛みは」ピリッと感じ刺すような鋭く激しい痛みで、痛みの部位が明確なことが特徴です。
これは、「組織の損傷」に伴う痛みで1次痛と呼びます。
1次痛を引き起こす感覚受容器を、高閾値機械受容器といい、その興奮はAδ線維という細い神経によって中枢(脳)へ伝えられます。
一方、鋭い痛みの後しばらくして現れるジンジンとうずくような鈍い痛みは「組織の炎症」に伴い起こった痛みで2次痛と呼びます。
2次痛を引き起こす感覚受容器をポリモーダル受容器といい、その興奮はさらに細いC線維という試験によって中枢(脳)へ伝えられます。
このように、皮膚は外界の危険を察知することで素早く逃れること、またこれ以上被害が拡大しないよう予防することが求められています。
そのため、皮膚は鋭い痛み(1次痛)と鈍い痛み(2次痛)の2層性のもって我々の身体を守っています。
少し、難しい話ですが痛みが起こった際に、身体で何が起こってサインを出しているかを理解することはとても大切な事です。
当治療院では、患者さんの訴える症状(痛み)が何による痛みかをしっかりと説明し、患者さん自身に理解していただくことを心がけています。
それによって治療に対する理解や回復スピードが大きく異なります。
どんな小さなことでも質問下さい。
次回は骨の痛みについて説明したいと思います。
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